認定こども園せいれんじ

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2016年10月31日

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今日のVTR 『認定こども園について』

どうぞ ご覧ください!

― 子どもの感情を否定しない ―

「どうしてお母さんのいうことが聞けないの!」
 ついそういってしまいたくなるときがあります。自分の目の前で親の期待を無視するわけですから。でも、ここはじっとがまん。いまの言葉を冷静に振り返ってみましょう。なぜこの言い方では通じないかがはっきりとわかります。
「どうして、・・・・・・聞けないの!」
 おわかりでしょうか。これではお母さんの感情を伝えているだけです。その前に子どもの行為を生み出した子ども自身の感情があるはずです。その感情を言葉にすることを励まさなければならないのに、逆に無視していることになるのです。
“子どもの感情はどのようなものでもまず受容する” というのがルールです。
「どうしてやりたくないの?」素直に尋ねるといいのです。
「あのね。本当はね・・・」そうすると子どもは、ぼそぼそと話しだします。
「あら、そうなの。そういう気持ちだったのね」子どもの感情を確かめます。そういう感情を持ったことを否定してはいけません。
「それだったらわかるけど、でも、これをやらないとまずいでしょう?」
これが大事です。いったん共感して、その子の感情を言葉にしていくのを手伝うのです。こうしていけば、会話がぜんぜん違ってくるでしょう。

◯ 「あら、そうなの。そういう気持ちだったのね」
  「どうしてやりたくないのかな? ママに聞かせて」
  「それだったらわかるけど、でも、これをやらないとまずいでしょう?」

✕ 「どうしてお母さんのいうことが聞けないの」
  「口ごたえしないの」

汐見稔幸  この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!

認定こども園せいれんじ

2016年10月28日

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今日のVTR 『オリジナル給食』

どうぞご覧ください!

― 時間をかけてゆっくりと。子どもの感性を信じる ―

 感情を言葉にするのは手間のかかる仕事です。時間をかけてじっくりと取り組むことが必要です。
「感性を大切にしましょう」などとよくいわれます。この場合、感性=感情といいかえてもいいでしょう。しかし、どのように大切にするのか、それがなければ、たんなるスローガンで終わってしまいます。子どもが感じたその子らしい感情。それを言葉にするのを手伝う。大変手間のかかる仕事です。でも、日本の学校教育では、あまり大事にされてきませんでしたし、今もそうです。
「感情じゃなくて、理由(論理)をいいなさい」と、よくいわれます。
 しかし、この言い方は根本的におかしいのです。だって、論理とは感情が形を持ったものだからです。
 論理は感情がなくては生まれません。感情を言葉にするのも、一定の形を与えることですから、それだけで論理をつくっていることになります。だから、感情をしっかり確かめ、それをどう言葉にしていけばいいのかを、学校ももっと大事にしてほしいのです。

◯ 「◯◯ちゃんならどう感じるのかなあ?」
  「いまどんな気持ち?」
  「とても楽しいねえ」

✕ 「理由をちゃんといいなさい」
  「わけのわからないことをいわないの」

汐見稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!

認定こども園せいれんじ

2016年10月27日

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今日のVTR 『脳育学童保育』

どうぞご覧ください!

今日はすばらしい秋晴れの中、秋の遠足へ出かけました。
遠回りをしながら頑張ってみんな歩いていましたよ!
道中、きんもくせいの香り、ぎんなんのにおい・・・など
秋みつけもできました。

― 感情をうまく言葉にできれば「キレる」ことはない

 感情を的確な言葉にするということは、感情が外にでていくときの水路を与えることです。感情は高まると外に放出されることを望みます。そうしないと、感情は内にとどまり、怒りや喜び、悲しみなどの興奮状態がいつまでも続くからです。
 うまく言葉で表現できないとき、あるいは表現が認められないとき、とくにネガディブな感情の場合の多いのですが、その感情が心の深いところにためこまれます。やがてそれががまんならなくなって自分で外にでて行こうとするようになります。これが「キレる」ということです。感情の表現が抑圧されることによってやがて爆発するのです。
 抑圧とは言葉を奪われることです。言葉を奪われた人間は、上手に感情を表出できなくて、爆発させること、つまり原始的な攻撃本能、闘争本能、防御本能に頼ることになります。感情を言葉にするトレーニングは、人間の攻撃性を文化的な行動に昇華させる訓練なのです。言葉にならないもどかしさを放置されてしまうこと、言葉を聞いてもらえないさびしさを放置することが、悲しいカタチで爆発します。
 ですから、子どもの気持ちはまず受け入れることからはじめなければなりません。落ち着いて、どんな感情であっても、そこに言葉を与えていくように、いっしょに努力すれば、案外簡単に解決するものです。ネジれた感情だって、時間をかければほぐすことができるのです。このことによって、お母さんと子どもの関係はますます深まり、とてもいい親子の関係に育つのです。

汐見稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!

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2016年10月26日

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今日のVTR 『課外授業』

どうぞ ご覧ください!

― このひと言には、何万通りもの「きれい」がある

「きれいだなあ」と感じる。これにも何万通りもの「きれい」があります。それをどう言葉として表現するか。どういう言い方が自分が「きれいだなあ」と感じた、その感情に近い言葉なのか。それを模索して、本人も納得できる言葉で表現できるようになると、個性が生まれてきます。
「あそこにあるあれ、きれい」お母さんにはさっぱりわかりません。周囲を見回してもきれいなものは見当たらない。花が咲いているわけでもない。「ねぇ、どこがきれいなの。ママには見えないけど。」会話を誘います。
「ほら、あそこ。大きな石があるでしょ。あの下にね、小さな気があってね、その葉っぱがキラキラって光るの・・・こっちからよく見えるよ。きれいだよ」
「あらホント。よく見つけたね。◯◯ちゃん、きれいなもの見つけるの、うまいね」
 このように子どもの感性、感情をしっかり受け止めて、その感情や気持ちを言葉にしていくのを励ます。これが親の仕事です。
 じつはこのことは、子どもに限ったことではありません。突きつめれば、感情や気持ちを言葉にするのが人間のもっとも大事な仕事なのです。感情や気持ちに対して、それにふさわしい言葉を探して表現していく。生きた表現の原点です。これがすなわちコミュニケーションなのです。

◯ 「ホント。きれい」
  「よく見つけたわね」
  「ねえ、ねえ、どこ、どこ?」

✕ 「別にきれいじゃないのよ」
  「キョロキョロしないのっ」

汐見稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!

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2016年10月25日

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今日のVTR 『ヨコミネワークと底上げ教育』

どうぞ ご覧ください!

― このひとことに、たくさんのメッセージが含まれている ―

「疲れちゃった」
「何いってんのよ!」
 ときにはいいかもしれません。「何言ってんのよ」が、友達のような感覚で励
まし、応援している言葉であれば効果があります。笑いながらがんばれるでしょ
う。でも、本当に疲れ果ててしまっているとすれば、SOSを無視することにな
りかねません。「疲れちゃった」にも、その疲れ方は何万通りもあります。この
感情にふさわしい言葉を与えることができたなら、いいですね。
 私の息子が2歳のときです。ある晩、様子がおかしいので聞いてみると、
「頭が疲れちゃった」
といいました。「頭が疲れる?」。みんなで大笑いしました。「おまえは疲れるほど頭を使って
ないでしょう」と。そうしたら、それから30分後には熱が40度近くになっていま
した。これは大変と、すぐに病院に連れていったら、骨髄から骨髄液を抜いて検
査され、髄膜炎と診断されました。怖い病気です。さいわい細菌性ではなくてウ
イルス性だったのですが、それでも数日間入院んしました。
「頭が疲れちゃった」というのは頭が痛かったことを、息子なりに懸命に表現し
たのだと思います。髄膜炎は急性の頭痛からはじまるのだそうです。笑ってしま
ったことを、いつまでもとても申し訳なく思っています。

◯ 「大変だったものね」
  「よくがんばったもの」
  「どんなふうに付かれたの?」

✕ 「つかれるようなことしていないじゃないの」
  「年寄みたいなことは言わないの」

汐見稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!

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2016年10月24日

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今日のVTR 『毎日英会話』

どうぞ ご覧くださいね!

― 否定的な感情もやさしく受け入れる ―

 忘れてはならないポイントがあります。
 それは、子どもの感情を否定しないことです。子どもの感情のなかには親好みでないものもあるでしょう。なんでこんなところで怒るのかとか、泣くのか・・・など。でも、ひとまずは、そういう感情を持っていると受け止めてほしい。個性は感情のなかに現れると言いました。それが否定されてしまうのは、個性が否定されてしまうということになるからです。
 個性は否定されるとしぼんでしまい、ふたたび現れてくるのをいやがります。「また否定されてしまう」と恐れるからです。
 子どもが持っている肯定的な感情は、もちろん否定的な感情も、まずはそのまま受け入れてほしいのです。

 「嫌だよ。やりたくないよ」
 「あらそうなの」
では、これで終わってしまいます。そうならないようにするために、
 「どうして?」
 「あらそう。でもどこがきらいなの?」
という言葉をはさんでみてはどうでしょうか。ただし、ぶっきらぼうに、ではなく、本当にどうしてなの?と聞きだすように、です。
 「だってきらいなもんはきらいなんだもん」
 「でもね、ここがとくにきらいってあるでしょう?」
 「う~んとね。それはね、こうで、ああでぇ・・・」
ていねいに、共感的に聞いていると、どうでしょう、いろんな感情がより細やかに顔を見せてきました。
 残っていた50のうちのいくつかがでてきた可能性があります。あるいは子供の言葉をくりかえすという手もあります。
 「嫌だよ・・・」
 「ふーん、イヤなのね」

 これは、子どもが自身の感情を言葉にするのを手伝ってあげるということです。これはとても大事なことです。なぜなら、感情はそのままではうまく言葉にならないからです。子どもだけでは感情に忠実な言葉を外にだすことができないのです。

 「おもしろい感じ方をするのね。ママにもうちょっと聞かせて」
 ていねいに、共感的に聞いていると、意外な理由が発見できるかもしれません。それが本質的な解決法を含んでいる可能性はおおいにあります。
 インタビュアーはお母さんです。
 子どもの本当の気持ちを、ぜひ、たくさん引き出してあげてください。

◯ 「どうしてそう感じるの? ママに教えて」
  「おもしろい感じ方をするのね」
  「あらそう。どこがきらいねの?」

✕ 「わからない子ね」
  「何でもイヤばかりなのね。もういいわ。」

汐見稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!

認定こども園せいれんじ

2016年10月22日

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今日のVTR

どうぞ ご覧ください!

本日は雨の中、プレイルームに入りきれない程
沢山の方にお越しいただき、誠にありがたく
感謝いたしております。

せいれんじの先進的な教育や基本を押さえた生活習慣指導などを含んだこれまでの教育報告をみなさんに興味を持って聞いていただきました。
これを糧に、教職員一同、皆さまのご期待に応えるべく、粉骨砕身努力して参ります。
今後とも、ご指導ご声援の程、どうかよろしくお願いいたします。

今日ご参加出来なかった方のつきましては、
10月25日 火曜日 ちびっこランド終了後
「小さい入園説明会」を開催させて頂きます。

もう一度聞きたい、質問してみたいことなどある方も
重ねご参加頂ければ幸いです。

本当にお休みの中、ありがとうございました。

P.S. ブログ担当も、益々いいブログを書くよう頑張りますので
皆さん、ご覧くださいね!

認定こども園せいれんじ

2016年10月21日

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今日のVTR 『うれしい園バス』

どうぞご覧ください!

― 豊かな感情を言葉にするヒントは、お母さんの提案から ―

 大事なのは、まず感情です。
 見たり、聞いたり、いろいろな体験をしたときに、どのように感じるのか。その感じ方の奥行きを深め、ひだを豊かにすることによって感受性の容量が大きくなります。これが感情が豊かということにほかなりません。それを促してくれるのは感情をどう言葉にするかということです。

 「これやってみない?」
 お母さんが提案します。このとき、子どもはそれをすることにまつわる感情を思いめぐらします。
 「やりたくない、けどやらないとうるさいし・・・」いろんな感情、判断が、いっせいにうごめきます。これに的確な言葉を与えるのは至難のわざです。そこで、手近にある身近な言葉ですませようとします。たとえば100の感情があっても、とりあえずは伝い慣れた言葉で対応します。
 「イヤだよ。やりたくないよ」
 ここで、「ああそうなの」で終わってしまうとしましょう。じつは子どもはそうした対応に不満なのです。なぜなら、これだけだとじつは100のうち50くらいしか表現できていないので、残りの感情がモヤモヤとくすぶってしまうからです。
 不思議ですね。

「イエスかノーか」で代表される二文法は、わかりやすく簡単で、一見合理性を持っているようにみえるのですが、そのじつ、とても不合理な理由の1つがここにあります。もし、感情の50のなかに本当に大切なものが隠されているかもしれない・・・。
 二文法の問題性、乱暴さ、不誠実さなどの理由はここにあります。

◯ 「これ、やってみない」
  「おもしろそうね。ママもやろうかな」

✕ 「これ、やってちょうだいね」
  「どっちなの。はっきりしてっ!」

汐見稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!

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2016年10月20日

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今日のVTR 『毎日体操』

どうぞご覧ください!

― 個性は、自分の感情に子土馬を与えること ―

 個性のある子に育てたい。そう思っている方は多いと思います。
 ところで、個性って何でしょう。
 ある問題については、こう答える。もっと聞かれたら、論理的にこう説明する。まるで想定問答集のように、大人が期待しているような答え方をする。そういう「おりこうさん」を私たちは個性的とはいいません。むずかしい数学の問題が参考書のように解けたとしても、いま話題になっているニュースに対して、その人らしい意見を持たず、無難に答えるだけでは、個性的とはいえないのです。個性というのはもっと身近なところに存在します。なんだと思われますか? それは、感情にどのような言葉を与え、それをどう表現するか、です。
 感情というのは、宇宙のなかの星のように無数にあって、無限の多様性を秘めているものです。一人ひとりの違いは、その人の感じ方、感情の抱き方の違いです。「感じ方は人さまざま」なのです。

 あなたはこんな経験がありませんか?
「うーん、そうなんだけどちょっと違うのよね」
「この気持ち、どんなふうに表現したらいいのかしら?」
 私たちは、言葉ですべてが表現できると思いがちです。ところがそうではありません。言葉の数は限られているのです。それに対して感情のグラデーションは無限。的確に表現することなどできないのです。
 ではどうするのか? さしあたり子どもが「きれいね」といったら、素直に共感してあげればいいのです。「あら、ほんと。きれいね。」
 子どもの感情を引き出すのも、お母さんの大事な仕事です。
 「あら、風が気持ちいい!」
 このような言葉を投げかけるだけで、子どもの感情は目を覚まします。「あっ、お母さんがそう感じているんだ。私(ボク)と同じだ」「そういえばそうだな。」そして、こんな言葉が子どもの口からでてくるとしたらどうでしょう。
 「うん。なんだかウキウキするね」
お母さんは子どもの感情を言葉にするときのサポーターなのです。
 「そうね。お母さんもウキウキしてきたな」
 ここが、子どもの個性的表現を励ますことができるかどうか、親のウデの見せ所です。

汐見稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!

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