昨日、子どもを育てるうえで、子どもに『肯定感覚』を抱かせることが大切だとお話いたしましたが・・・
では、どうやってそのような感覚を育てればいいのでしょうか?
そのポイントは、できるだけ子ども自身に“自分で選ばせる”ことです。
それを促す会話を工夫しましょう。
*自分で考え選んだ方が、素直に成長する*
子育てという、長く、大きなプロセスの中では、子どもに上手に葛藤させ、考えさせることが大切です。心のなかで、自分にあるさまざまな感情をせめぎ合わせるのです。そこから“自分で選ばせる”。
子どもは自分で考え、迷ったすえに自分で選んだ方が、必ず人間として深く成長します。
たとえ最初はうまくいかなくとも、自分で選んだ場合には、もう一度考える気になります。
また、ときには原点に戻り、そこで考え、やり直すことができます。うまくいったときは、もちろん自信につながります。
*事故決定力を積み重ねていくのがコツ*
やらされていると感じたときには、うまくいかなかった場合にアタマにくるんですね。
誰だってやらされることはきらいなのです。仮にうまくいったときでも、自分で達成したという実感や喜びは、半分もありません。親のいうとおりやっただけですから、本物の達成感がないのです。
「ああしなさい」「こうしなさい」と迫るのではなく、できるだけ子ども自身に選ばせてほしいものです。
自分で葛藤し、考え、選ぶことができる・・・これを自己決定力といいます。
これを積み重ねることで、自分に対する素直な変容=肯定感覚が生まれるのです。
自分で選ばせる会話をぜひ工夫してくださいね。
◯ 「◯◯ちゃんはどちらがいい?」
「何をして遊ぶ?」
「こっちの服とあっちの服、どっちが好き?」
× 「つべこべ言わないの」
「いいからだまって聞いてちょうだい」
「こっちのほうが絶対に合うからこれにしようね」 参考文献 PHP文庫 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす! 汐見稔幸
認定こども園せいれんじ