何かに熱中し、それにハマっているときは、発達し成長している、まさにそのとき!それが親の期待しているものではないとしても、間違いなく子どものなかにある変化が起きています。
成長に欠かすことのできない変化のしるしです。熱中し、何かにハマっているときには、
「それのどこがおもしろいのよっ」
という話し方がよくないことは、以前お話しました。それを邪魔してはいけないのです。
このことは「早くしなさい!」にもつながります。
母親はとても現実的です。むだなことをさせたくないという気持ちが心のどこかにあります。
変ないい方ですが、子どもはむだなことをして成長するのです。大人から見たらむだと思えることに熱中して成長するのです。そのときは時間を忘れてしまう。ともかく「おもしろいこと」に没頭してしまうのです。
これが成長の基本です。
時間なき時間という『子どもの時間』を大事にしてあげることが大切です。
◯ 「ずいぶんがんばれるのねえ」
「いろんなことに興味があるのね」
「すごいじゃない」
✕ 「あんた、おかしいんじゃない?」
「そんな無駄なことはやめなさいよっ」
参考文献
汐見稔幸
この「言葉がけ」が子どもをのばす!
認定こども園せいれんじ