本日のVTR
ご覧くださいね。
- 人間の心のなかにある他人へのすてきな共感能力 -
人間には、他の動物にはないたぐいまれなる共感能力が備わっているのです。人の気持ちを察することができる。自分もいっしょに悲しむことができる。他者の喜びを自分の喜びとして感じることができる。過去や未来の人間の気持ちも推測できる。そして、涙を流して悲しさを表現したり、涙をためて悔しさを呑み込んだり、あふれる涙をこらえきれないほどの感動を覚えたりすることもできるのです。
このような能力は、他の動物には見られず、人間だけのものです。この能力をベースに社会性や公共性をつくりだし、こんなにも大きな社会を構築することができたのです。この面からみると、人間ってすばらしい動物です。人間には、抜きんでた攻撃性と、たぐいまれな共感能力が備わっているのです。後者の能力をうまく開花させ前者の能力に組み入れていくために、脳の回路をどう上手に開発していくか、そのために、この2つの潜在的な力にどうバランスをつけて、どう顕在化させていくか、ということが子育ての基本問題なのです。
◯ 「それは大変だったわねぇ」
「あらあら、そうだったの」
「よくがんばったわねぇ」
✕ 「自分で責任をとりなさいよ」
「お父さんにいいつけるからね」
汐見稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!より
認定こども園せいれんじ