今日のVTR 『オリジナル給食』
どうぞご覧ください。
― ルールを守る大切さは、子どもにも確実に伝わる
子どもは、つい調子に乗り、ハメをはずすものです。他の人の迷惑になっているのにもかかわらず、社会性が十分発達していませんので、自分だけがおもしろければそれでいい、やりたいことをすればいいとばかりに行動するということはよくあります。でも子育ての論理でいえば、このときがチャンスです。こういうときは、子どもの目を見て、なぜいけないのかをちゃんと伝える必要があります。
しつけは毎日の生活で伝えていくものです。
基本的にはこどもが自由に伸び伸びと行動していくなかで、「これはしてはいけないんだよ」「これはルールだから守ろうね」というふうに、ゆっくり見守りながら教えていきます。ちゃんとしつけなければちゃんとした子にならないんだという強迫観念を持ってしまうと、ついガミガミと自分の短期=「怒り」をぶつけてしまいます。
しつけとは、あくまでも周囲=社会への配慮から生まれてくるものです。そして、公共という概念を芽生えさせる役割を持つものです。ゆっくりと時間をかけて、公共心とは何かを学ばせる。子どもも社会の一員です。人はそこで大人になっていきます。
◯ 「電車のなかでは、つかれている人、眠い人、具合の悪い人がたくさんいるわ。静かにするのがみんなの約束なの」
「これはみんなで決めたルールなのね。守れるかな?」
「えらいわ。ちゃんとルールが守れたもの」
✕ 「もっと行儀よくしてっ!」
「ダメだっていってるでしょっ」
汐見稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!
認定こども園せいれんじ