今日のVTR 『認定こども園について』
どうぞ ご覧ください!
― 子どもの感情を否定しない ―
「どうしてお母さんのいうことが聞けないの!」
ついそういってしまいたくなるときがあります。自分の目の前で親の期待を無視するわけですから。でも、ここはじっとがまん。いまの言葉を冷静に振り返ってみましょう。なぜこの言い方では通じないかがはっきりとわかります。
「どうして、・・・・・・聞けないの!」
おわかりでしょうか。これではお母さんの感情を伝えているだけです。その前に子どもの行為を生み出した子ども自身の感情があるはずです。その感情を言葉にすることを励まさなければならないのに、逆に無視していることになるのです。
“子どもの感情はどのようなものでもまず受容する” というのがルールです。
「どうしてやりたくないの?」素直に尋ねるといいのです。
「あのね。本当はね・・・」そうすると子どもは、ぼそぼそと話しだします。
「あら、そうなの。そういう気持ちだったのね」子どもの感情を確かめます。そういう感情を持ったことを否定してはいけません。
「それだったらわかるけど、でも、これをやらないとまずいでしょう?」
これが大事です。いったん共感して、その子の感情を言葉にしていくのを手伝うのです。こうしていけば、会話がぜんぜん違ってくるでしょう。
◯ 「あら、そうなの。そういう気持ちだったのね」
「どうしてやりたくないのかな? ママに聞かせて」
「それだったらわかるけど、でも、これをやらないとまずいでしょう?」
✕ 「どうしてお母さんのいうことが聞けないの」
「口ごたえしないの」
汐見稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!
認定こども園せいれんじ