手先が器用になってくると、いろいろなことにチャレンジします。
　以前できなかったことでも、やってみるとできるし、おもしろかった。しかも自分の好きなことだ。するとそれに熱中してしまうわけです。熱中することによって、さらにできるようになる。できることの幅が広がる。そこでまたおもしろくなる。そして、そのうちにそれが「ラクにできる」というところまで徹底して行います。「ラクにできる」ようになると、夕立がぴたりとやむように「もういいや」で突然放り出してしまいます。
　そしてまた、次のターゲットを探すようになるのです。「今までの熱中って、いったい何だったのかしら」お母さんは戸惑います。しかし、これが成長のプロセスなのです。
「いつまでやるつもり？」はNGです。
　子どもは、同じことを永遠にやり続けることはありません。必ず卒業します。これが人間の成長の典型的な姿なのです。飽きっぽく見えるのも成長のしるしなのです。

◯　「もう１回やって見せてよ」
　　「楽しそうね」
　　「どんなところがおもしろいの？　ママに教えて」

✕　「いつまでやるつもり？」
　　「それのどこがおもしろいのよっ」

認定こども園せいれんじ