幼保連携型 認定こども園 せいれんじ

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共感能力をのばすには

 相手がよろこんでいると自分もうれしくなる、くるしんでいると悲しくなるという共感力。これは、人間のもっているコミュニケーション能力のなかでも、ある種、すごい力だと思います。それは、心のリズムのようなものが、お互いに共鳴しあっているということでしょう。このような、生まれつきそなわっている共感能力をのばしていってあげること、じつはそれが一番子育てで、しっかりやらなければならないテーマだと思います。
 しかし、「人の気持ちをわかるような人になりなさい」というお説教ではなかなかむずかいし。指示したり、命令したりするのではなく、最初は親が子どもからききとってあげることが大切です。子どものちょっとしたしぐさや、なかに熱中しているようすなどをしっかり観察し、表情からみてとる。「いつもあなたのことをみてるよ、あなたの話をきいているよ」というサインをうなずいて送ることです。

 さらに、親が子どもへ関心や愛情を全身でしめしてあげることも大切です。赤ちゃん時代から、ニッコリすれば「笑った、笑った」、ハイハイをするようになったら、「じょうず、じょうず」ゲームをしていて、子どもがゴールしたら「すごいねー!!」と笑顔で喜ぶ。また、子どもと一緒に何かをやってやりとげられたら自分のことのようによろこびます。
 すると、自然に「ぼくのうれしいことは、ママやパパもうれしいことなんだ」と、子どもたちに伝わるものです。
 実は、最近の研究で、人間のコミュニケーションはおたがいの「うなずき」のリズム同調で成り立っているということがわかってきました。ひとりがしゃべっていると、相手はその人の話すことばが途切れたとき、顔をちょっと下げてうなずくということが自然となされているというのです。これがないと、とてもしゃべりにくいといいます。
 そして、そのような「うなずき」の同調によって、なんと呼吸のリズムも同調していくということがわかってきたのです。よく「息があう」といいますが、ほんとうだったのですね。
 相手が赤ちゃんのときも、このうなずきの同調によって、赤ちゃんの呼吸のリズムとあわせてこちらも呼吸するようになります。たとえば、寝かせつかるときの「トントン」も、赤ちゃんの呼吸のリズムにあわせておこなえるようになるといいます。すると、スヤスヤ寝てくれるのです。コミュニケーションとは不思議なものですね。

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