子どもがある程度大きくなってきたら、じょうずに用事をいいつけて、親以外のオトナと接することをはじめさせてほしいと思います。
最初のうちは、よく行くお店へ買い物をさせてもいいでしょう。そのうち、「回覧板、おとなりの山田さんちにもっていって」とたのんだり、少し慣れてきたら、「このブドウ、いただきものですけどどうぞって、今田さんとこへもっていって。それで、お皿はお返しくださいって、もらってきてね」など、少しむずかしいこともいってみます。
たのまれた子どもは緊張するでしょう。しかし、自分には少しハードルが高いと思えるオトナとのコミュニケーションにチャレンジして、できたときは、それが大きな喜びにつながります。コミュニケーションwpとることに対して、自信もうまれてくるでしょう。
失敗しても、意味があります。うまくいえなかったとき、オトナは自分をたすけてくれるということを知ります。自分がうまくできなかったときでも、相手がサポートしてくれるんだ、ということがわかってくると、コミュニケーションをとることが、ぐんとラクになるでしょう。
そんなオトナとのコミュニケーションのチャンスを、親は意識的につくっていきましょう。
汐見先生の素敵な子育て「子どものコミュニケーションの基本は共感です」
認定こども園せいれんじ