今日のVTR
ぜひ、ご覧ください!
前回のブログで子どもに共感する大切さをお話しましたが、ここではさらに一歩進めてその気持ちを代弁する話し方について考えてみましょう。
まず、抱きしめてあげましょう。
「ああ、やっちゃったねえ。でも、ホントはかみたくなんかなかったんだよね」
「自分のものが取られてしまうと思って、つい手がでちゃったんだね」
「〇〇ちゃんも泣いているから、いまマズいなあって思っているのよね」
このように子どもの気持ちを代弁してあげてほしい。
攻撃性と共感性を葛藤させるように仕向けるのです。かんだりたたいたりした子の気持ちを代弁し、共感する。「自分を守りたかったんだなあ」という原初の気持ちを理解してあげるのです。
こうした関係ができると、その次に攻撃性と共感性を子どものなかで上手に葛藤させてあげることが課題となります。
「かむ(たたく)→相手は痛い→ボクは痛くない→でも相手は痛い→痛い気持ちはわかる→やっぱりやってはいけないかもしれない→やってしまったボクもあまりいい気持ちではない」
このようにして、攻撃性と共感性のせめぎ合いをさせるのです。そのためにはまず、子どもの気持ちを代弁してあげることがポイントになります。
〇「かまれる(たたかれる)と、とても痛いのよ」
「つい手がでちゃったんだよね」
「いま、マズいなあって思っているのよね」
✕「なんてバカなことをしたのよ」
「またやったの。いつまでたってもわからない子ね」
汐見 稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!
認定こども園せいれんじ