今日のVTR 『脳育学童保育』
どうぞご覧ください!
今日はすばらしい秋晴れの中、秋の遠足へ出かけました。
遠回りをしながら頑張ってみんな歩いていましたよ!
道中、きんもくせいの香り、ぎんなんのにおい・・・など
秋みつけもできました。
― 感情をうまく言葉にできれば「キレる」ことはない
感情を的確な言葉にするということは、感情が外にでていくときの水路を与えることです。感情は高まると外に放出されることを望みます。そうしないと、感情は内にとどまり、怒りや喜び、悲しみなどの興奮状態がいつまでも続くからです。
うまく言葉で表現できないとき、あるいは表現が認められないとき、とくにネガディブな感情の場合の多いのですが、その感情が心の深いところにためこまれます。やがてそれががまんならなくなって自分で外にでて行こうとするようになります。これが「キレる」ということです。感情の表現が抑圧されることによってやがて爆発するのです。
抑圧とは言葉を奪われることです。言葉を奪われた人間は、上手に感情を表出できなくて、爆発させること、つまり原始的な攻撃本能、闘争本能、防御本能に頼ることになります。感情を言葉にするトレーニングは、人間の攻撃性を文化的な行動に昇華させる訓練なのです。言葉にならないもどかしさを放置されてしまうこと、言葉を聞いてもらえないさびしさを放置することが、悲しいカタチで爆発します。
ですから、子どもの気持ちはまず受け入れることからはじめなければなりません。落ち着いて、どんな感情であっても、そこに言葉を与えていくように、いっしょに努力すれば、案外簡単に解決するものです。ネジれた感情だって、時間をかければほぐすことができるのです。このことによって、お母さんと子どもの関係はますます深まり、とてもいい親子の関係に育つのです。
汐見稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!
認定こども園せいれんじ