今日のVTR 『オリジナル給食』
どうぞご覧ください!
― 時間をかけてゆっくりと。子どもの感性を信じる ―
感情を言葉にするのは手間のかかる仕事です。時間をかけてじっくりと取り組むことが必要です。
「感性を大切にしましょう」などとよくいわれます。この場合、感性=感情といいかえてもいいでしょう。しかし、どのように大切にするのか、それがなければ、たんなるスローガンで終わってしまいます。子どもが感じたその子らしい感情。それを言葉にするのを手伝う。大変手間のかかる仕事です。でも、日本の学校教育では、あまり大事にされてきませんでしたし、今もそうです。
「感情じゃなくて、理由(論理)をいいなさい」と、よくいわれます。
しかし、この言い方は根本的におかしいのです。だって、論理とは感情が形を持ったものだからです。
論理は感情がなくては生まれません。感情を言葉にするのも、一定の形を与えることですから、それだけで論理をつくっていることになります。だから、感情をしっかり確かめ、それをどう言葉にしていけばいいのかを、学校ももっと大事にしてほしいのです。
◯ 「◯◯ちゃんならどう感じるのかなあ?」
「いまどんな気持ち?」
「とても楽しいねえ」
✕ 「理由をちゃんといいなさい」
「わけのわからないことをいわないの」
汐見稔幸 この「言葉がけ」が子どもを伸ばす!
認定こども園せいれんじ