幼保連携型 認定こども園 せいれんじ

お知らせ INFORMATION

同年齢同士であそばせたい

 子どものコミュニケーション力は、いろいろな人とまじわることでのびていきます。とくに、子ども同士のコミュニケーションはとても大切。小さなころから、同年齢ぐらいの子どもたちと一緒に遊び、さらに、すこし年上の子どもや年下の子どもとも接する体験をさせてあげてほしいものです。
 なかでも、同じくらいの年頃の子どもとは、非常に共感しやすいようです。0歳や1歳の子でも公園などにつれて行くと、同年齢ぐらいの子にとても興味をもちます。じっとみていたり、そばに近寄っていったり。そのうち、いっしょにあそぶことの楽しさをおぼえ、ときにはケンカをしながら、コミュニケーション力や社会力を身につけていくのです。先日も、TVの番組でこんなことが報道されていました。ハイハイがなかなかできなかった赤ちゃんを、同じくらいの月齢の赤ちゃんがいるところへ連れて行ったのです。そのときは、じょうずにハイハイをしている子をずっと見ていました。すると、翌日、急にハイハイをはじめたといいます。
 赤ちゃん時代にかぎらず、いままで意欲がなかったことも、他の子がやっているのをみて、自分もやりだすというのは、子どもによくみられることです。仲良しの子がピアノを習いはじめたら自分もとか、サッカーをはじめたらいっしょにクラブに入りたがるなど。なにかを学ぶのはまねることからはじまります。その意味で、長時間でなくてもいいですから、同じくらいの年齢の子と接する機会をもつことは、子どもの学ぶ意欲をうまく刺激し、学ぶ力をのばすことにもつながると思ってほしいのです。これも共感力の一種でしょう。

汐見先生の素敵な子育て「子どものコミュニケーション力の基本は共感です」

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