題名のとおり
『ママのスマホになりたい』というのぶみさんの絵本をご存知ですか?
この絵本は、シンガポールのある小学生が描いた作文が元になっています。
その少年が学校から「親のことについて作文を書いてきなさい」と言われて書いたのが
『スマホになりたい』というタイトルの作文だったそうです。
今日はその原文をご紹介いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・
ぼくの願いはスマートフォンになることです。なぜなら、ぼくのママとパパはスマートフォンがとても大好きだから。
ママとパパはスマートフォンばかりを気をして、ときどきぼくのことを忘れてしまいます。
ぼくのパパが仕事から疲れて帰って来たとき、パパはぼくではなく、スマートフォンと時間を過ごします。ママとパパが大事な仕事をしていてスマートフォンが鳴り出したら、1回鳴っただけでもすぐに電話に出ます。ぼくが泣いているときでさえ、そんな風にはしてくれないのに。
ママとパパはぼくとではなく、スマートフォンでゲームをして遊びます。スマートフォンで誰かと話しているとき、ぼくが何か伝えたいことがあっても、ぼくの話を聞いてくれません。
だから、ぼくの願いはスマートフォンになることです。
・・・・・・・・・・・・・・・・
街中でスマホを片手に子連れで歩くママを見かけることもありますし、無意識のうちに子どもの前でもスマホを操作してしまっている方も少なくないのかもしれません。
もしかしたら皆さんのお子さんも、この少年のような思いを抱いているかもしれませんよ・・・
認定こども園せいれんじ